院内の設備の中でもっとも需要が高い機器です。全身に使用が可能ではありますが、実際に撮る機会が多い部位は頭部です。
認知症の検査で頭のCTを撮ることが特に多いですが、「頭痛がする」「頭を打ってしまった」という時に、心配だからまずは異常があるかどうかを確認したいということで、患者さまのご希望があって撮る機会も少なくありません。
胸部(肺)や腹部は、健康診断で何らかの病気の疑いがあった方の二次検診として撮影する機会が多くなっています。
また腎臓に結石ができて痛む方に対して、どれぐらいの大きさの石かを見る際にも役立ちます。
当院で使用しているCTは造影剤を使用しない単純CTであり、前処置を必要としないため、頭部や胸部などほとんどの場合は即日撮影することが可能です。
腹部についてのみ、緊急の際はその場で撮ることもありますが、基本的には絶食する必要があるので日を決めての撮影となります。最初から「CTを撮ってほしい」とのご希望で来院される患者さまも多くいらっしゃいます。