一般内科・小児科

一般内科の診療において念頭に置いていること

一般内科の診療において念頭に置いていること

この地に開業して長く経ち、地域の皆さまの健康を継続して見守らせていただいてきた中で、一般内科については専門の分野に限らずかなり広範囲にわたって診ることができるだけの経験を積んでいると自負しております。それでも、常に第一に考えていることは「ここから先は専門医に紹介しなければいけない」という線引きを間違えてはならないという点です。
幅広い知識と経験を元に、当院でできる治療と行くべき専門科を正しく判別し、必要があれば専門のクリニックや大学病院をご紹介するのも重要な役割です。人によって異なるさまざまな要因を総合的に見て、症状を正しく見極めることができるように今後も研鑽を積んでいきたいと考えています。

来院を先延ばしにするリスク

お仕事や家事、学校などで忙しく過ごされている方はちょっとした体の不調を感じても「たいしたことないから」「そのうち治るから」と、来院を先延ばしにしてしまいがちです。
もちろん、それらの症状は単なる風邪や腹痛で終わることがほとんどなのですが、中にはそうではないものも含まれていることがまれにあります。
「熱とだるさがなかなか取れず、念のため血液検査をしたところ急性の白血病だった」「軽い腹痛だったはずが診察後ただちに絶食して専門機関で手術を受けることになった」といったケースが当院でも過去に実際に起こっています。
診察する立場としては、常に「もしかしたら」という目で診るようにしていますが、来院していただかないことにはその判断もできません。

軽い風邪や腹痛で大きな問題はないと診断をする際にも、独自のフローチャートに則って一つ一つ確認していますので、隠れた大きな病気を見逃さないためにも気軽においでいただければと思います。
自覚症状がはっきりしている時はもちろん、「なんとなく調子が悪い」といった場合も、「医者にかかるほどではない」と自己判断せずに、遠慮なくご相談ください。

診察の流れ

問診

まずは来院いただいた理由となった気になる症状について伺います。今日はどういうことで来られたのか、それはいつ頃から始まったのか、以前にも同じことがあったかなど、順番に聞かせていただきます。
患者さまご自身の訴えはもっとも情報量が多く、ベストな診察と治療への一番の近道と考えています。

診察

問診の内容をもとに聴診などの診察を行います。

画像診断や血液検査

画像診断や血液検査

必要があればCTや超音波などを使った画像診断、血液検査などをおすすめする場合もあります。
検査をするかどうかはある程度の判断基準に従って決めていますが、なぜその検査が必要なのかをお伝えして患者さま側のお考えも必ず伺い、「検査は受けたくない」「費用を抑えたい」などのご意向があればそれを尊重しています。患者さまが納得されない限りは無理に検査をすすめることはありません。

治療についての説明

診察や検査の結果と共に、「今日のところはこういう形の治療をさせてもらいます」ということを詳しく説明させていただき、薬の処方があればその内容や飲み方などをお伝えして、その日の診察は終了となります。

専門医療施設に紹介する際の判断

専門医療施設に紹介する際の判断

当院では日常よく見られる症状や病気全般に対応し、専門医療施設の治療が必要かどうかの判断も行っています。
その見極めは難しいところですが、悪性のものを疑う場合や、心臓のカテーテル検査など当院に設備を備えていない検査を行う必要がある場合、手術をすることを前提に考えるべき病気の方の場合などは、すみやかに適切な医療機関にご紹介しています。

患者さまの「治したい」という気持ちを支えます

特に糖尿病や高血圧など、長期間にわたって通院が必要な慢性疾患の場合は、継続が何よりも大事です。
検査データが良くなった場合は共に喜び、「頑張りましたね」「この調子でいきましょう」とお声がけすることはもちろんですが、悪くなった場合でも患者さまのこれまでの努力に目を向け、モチベーションが上がるような励ましの言葉をおかけしています。
患者さまにとっても、数値が悪化した上に医師に怒られたのでは気分が良いはずはありません。
少しでも気持ちよく次も来ていただけるように、患者さまの目線に立って心身ともに細やかにサポートすることを心がけています。

小児科:診察を怖がるお子さまへの工夫

小児科:診察を怖がるお子さまへの工夫

一般的に小さなお子さまは病院が苦手なものです。特に以前大きな病院などで治療を受けて痛い思いをした経験があると、先入観によって医師の顔を見ただけで泣いてしまうケースはどうしても起こります。予防接種を受けたすぐ後に診察に来たような場合にも、また注射を打たれるのではないかと体がこわばって泣き出してしまうのは無理もない話です。
しかし、お子さまを泣かせないようにと考えるあまり、診察の手順を省略したり、十分な検査をしなかったりということは決してあってはならないことだと考えています。

当院では機器の画面やぬいぐるみなどを上手に使って、視覚に訴える形でお子さまの気持ちをほぐし、リラックスして治療を受けてもらえるように工夫を凝らしています。上にあがっていく砂時計など、ちょっとしたものでお子さまの気持ちは逸らせるものです。
お子さまが恐怖心や警戒心を抱かないように最大限の努力をしながらも、お子さまがある程度泣いてしまうことは仕方がないものと考え、大泣きしてしまうお子さまにも落ち着いて素早く診察を進めていきます。お子さまが待合室や診察室で泣いてしまうことを気にされる保護者の方は多いですが、一切気になさらずにご来院いただければと思います。

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